2025年5月に避妊の効果で承認された「スリンダ錠28」について

スリンダ錠28は、2025年6月末に日本で初めて発売予定のプロゲスチン単剤経口避妊薬(POP)です。

従来の低用量ピルとの一番の違いは、エストロゲンが含まれないという点です。

そのため、血栓症のリスクが低くなり、より多くの方が使用できる避妊薬と考えられます。

肥満、喫煙、高血圧などで従来のピルの服用をためらっている方にも新たな選択肢となるでしょう。

血栓症のリスクが減るとはいえ、どうしても処方できない患者さんはあります。

乳がん、性器がんの疑いの方、腎機能障害、肝機能障害のある方、妊婦または妊娠している可能性のある方です。

主な副作用は不正性器出血、頭痛などです。

また、ほかのピルと同様、性感染症を防止することはできません。

発売が決まりましたら、改めてお知らせします。